寄り道しるべ

人生、寄り道したっていいじゃないか!むしろ寄り道大歓迎!という思想のもと、寄り道アドバイザーを名乗っております。日々を少し良くするエッセンスを発信していきます。好きな言葉は急がば回れ。

【試験のための勉強法】努力しかないけれど、努力の仕方で差をつける

こんにちは。

 

今回は、塾講師の経験を活かして試験のための勉強法を紹介してみようと思います

 

わたしが学生だった頃は

 

とにかく解いて、練習しろ!

 

という感じで教えられましたが、いまいち効果が出ず苦労したことを覚えています

 

一度どん底まで行ったことがあり、辛い思いをしました。

 

点数でいうと90~100点台から30点台へ転落。

 

たくさん問題を解いて、練習した結果です(笑)

 

このときに何が原因かを考え、復活することができまして、

 

この経験は塾講師をしていたときに役立ちました

 

結局、やり方がまずいと時間のわりに成果が得られないんですよね

 

では、基本的な考え方とやり方について書いていきます

 

 

 

まずは相手を知ること

相手を知ってそれに合った方法で勉強する必要があります。

 

そんなの当たり前じゃないか、と言われそうですが

 

実際にできていますか。

 

出題形式が選択式なのか記述式なのかで

 

勉強法を変えていますか。

 

そもそもこの二つは頭の使い方が異なります

 

選択式の場合は、正しいかどうかを判断する必要がありますよね

 

なので、物事の関係性が重要なのであって細かい知識は求められません

 

一方で、記述式の場合は正確な知識が要求されます

 

自分の書く筋道に合った内容を作り上げなければならないので

 

あいまいな知識では太刀打ちできません。

 

変化球に対応するためにも、丸暗記は通用しないことが多いです

 

一言で表すならば、量と質の違いです

 

これを間違えると、かつてのわたしのように

 

たくさん解いて、練習して失敗します。

 

 

選択式のための勉強法

選択式の問題は、問題集を使うことが多いと思います。

 

理論が分かっていればそれは強力な武器になりますが、

 

必ずしも必要とは限りません

 

そのため、たくさん解く方法を選ぶ方が多いです

 

やめましょう。

 

わたしは選択式の問題集は解かないことを推奨します

 

選択式の問題は誤った知識を持ってしまう可能性があるためです

 

たいていの選択式の問題は正解が1つだけあり、その他は間違いですね

 

選択肢が4つあるならば正解1つと間違い3つですね。

 

そのため、問題を解くと、3つの間違った知識を認識しています。

 

これってリスクだと思いませんか

 

1つの正解を認識するたびに3つの間違いを認識する。

 

効率悪いです

 

しかも、繰り返し何回も解けば解くほど

 

間違った知識に触れる機会が多くなるので

 

こんがらがってきて、

 

いざ、本番で、

 

「こっちもみたことあるよなぁ」

 

となってしまい、迷うことになりかねません

 

では、どうすれば良いのか。

 

選択式の問題集は問題と正解を読む

 

これだけです。

 

なんなら、間違っている選択肢を塗りつぶしてもいいと思います。

 

始めは問題と解答を同時に開いて、正解を問題集に書き込んでいきます。

 

こうすれば、2回目以降は正解だけが書いてある問題集が完成します。

 

この状態で繰り返し読んでいけば、正解だけに触れて学習していけます

 

変な知識がつかないので、自信が持てますよ

 

記述式のための勉強法

正確な知識が必要な記述式ではいきなり問題を解くのは良い方法ではありません

 

教科書など、基本となる1冊を見つけてください。

 

1冊を頭に入れてしまえば大丈夫です。

 

教科書にしても何種類かありますが、

 

書いてある内容はどれも同じで、例として用いる題材が異なる程度です

 

すでにある程度学習していたとしても、自身のない分野があればはじめからやり直す方が早いです。

 

まずは目次から。

 

いきなり本文に入る方が多い(かつてのわたしもそう)ですが、

 

目次はとても大切です。

 

目次では、これからその本(教科書)1冊に何が書かれているか、何を理解するのかが書いてあります。

 

そのため、まずは目次を覚えましょう。

 

全体像を知るのです。そして、章や見出しを見て、頭に入れていきます。

 

おおよそ頭に入ったら、本文に入っていきます。

 

はじめはペラペラめくって、

 

「こんなことが書いてあるのか」

 

くらいの印象を持つので構いません。

 

2、3周めくってみて、気になった言葉や式などを書き出してみてください

 

印象に残ったところでも、分からなかったところでも構いません。

 

書き出したらそれらについて教科書を見ながら説明を加えてください。

 

こうすることで気になった言葉をスタート地点とするオリジナルの記述ができます

 

また、調べるとさらに気になる言葉が出てくると思います

 

今度はそれをスタート地点にして説明を作っていきます。

 

こうして広げていって、1冊分を網羅します。

 

「はじめから読んだ方が早い」とよく言われるのですが

 

ほとんどの方が読んだ気になっていて内容が頭に残っていません

 

「文字を追って最後まで行った」ことに満足してしまっているのでしょう。

 

目的を思い出してください。

 

記述ができるようになることが目的です。

 

そのための手段は1冊身に着けること。

 

読んだだけで書けるようになるでしょうか。

 

よく言われる「自分の言葉で書いてみよう」

 

には賛成してません。

 

表現はバンバンパクっていいと思います。

 

採点側も良く使われる整った表現の方が印象がいいと思います。

 

そこにオリジナリティを求めているわけではなく、

 

知識を正しく持っているかチェックしたいのですから。

 

 

アプローチを間違えないように

今回は簡単に、選択式と記述式の対策について書いてみました。

 

わたしのように、間違った方法で落ち込む方が少しでも減ればうれしいです